サッカー女子のなでしこジャパンはインド・プネでアジアカップ1次リーグC組第2戦(24日=日本時間25日)に臨み、ベトナムに3―0で勝利した。2連勝でC組2位以内が確定し、8強で争う決勝トーナメント進出が決定した。

 日本は前半38分にMF成宮唯(26=INAC神戸)のゴールで先制すると、後半5分にはDF熊谷紗希(31=バイエルン・ミュンヘン)が追加点。さらに13分には再び成宮のゴールでリードを広げた。昨年11月に代表デビューしたばかりの成宮は「相手の隙を逃さず、自分の良さである抜け目のないところを発揮できた」とし「何が何でも勝利に貢献するという目標を持って、ここに来た。勝ち上がるにつれて相手もどんどん強くなる。そこでどこまできるか」と先を見据えていた。

 なでしこジャパンは1次リーグ最終戦(27日)で同じく2連勝の韓国と対戦する。新型コロナウイルスに感染していたエースFW岩渕真奈(=アーセナル)の復帰も見込まれているが、池田太監督は「コンビネーションのところは、もう少しやっていかないといけない。(韓国戦は)より難しい試合になる」と気を引き締めていた。