お笑いコンビ「2丁拳銃」の小堀裕之が脚本、演出を務める朗読劇「ハンカチ」が27~30日、東京・下北沢のシアター711で開催される。小堀は25日、都内で行われている稽古の合間に報道陣の取材に応じた。

「ハンカチ」は小堀が作った創作落語で、2009年の第2回上方落語台本大賞の優秀賞を受賞した作品で、現在は多くの落語家が実際に舞台にかけている。今回の朗読劇では小堀が座布団に座って、落語の形式で主人公を演じ、それ以外の役柄を他の役者が演じる、という演出で行われる。

「ハンカチ」は夫婦の話で、いつも浮気しているダメな夫に対し、誕生日を迎えた妻が何でもいいからプレゼントが欲しいとせがむところから物語が始まる。フィクションではあるが、「内容は僕の、ほぼ実話」と小堀は言う。

 実生活で、浮気が原因で妻と揉めたことはたびたびあるそうで、「妻には『この話、私、だいぶ貢献してるな』『カネよこせ』と言われている」と明かした。

 ただ小堀は浮気をしても妻に許してもらい、その話を元に落語を作るなど、〝女遊びは芸の肥やし〟とばかり、芸人としてたくましく活動しているが、同じ芸人でも〝多目的トイレ不倫〟で芸能活動を休止している「アンジャッシュ」渡部建は、いまだに復帰できていない。

 渡部について小堀は「イメージが良すぎたんでしょうね。僕はもともと悪いから。期待されてなくて」。実は、小堀も週刊誌に女性と遊んでいる現場を撮られたことがあるという。

「女の子と沖縄料理屋でご飯食べたけど、フラれて帰られた。それで1駅歩いて、別の女の子の家に消えていったというのを撮られたんです。それで『4分の1ページ載る』って言われたけど、渡部さん、6ページでしょ?」

 しかも小堀の記事は、結局週刊誌に載らなかったそうで、「腹立つから雑誌買ったら、『トマトのおいしい食べ方』の特集が4ページ載ってました」。
 
 渡部に対しては「イメージがホントに良かったし、それに佐々木希さんがきれいすぎるから、世間はねたみますわ。でも人生山あり谷ありやから、帰ってこれますって。いい時にはいい思いもしたんでしょ? オレはまだ、いい思い、してないから」と話していた。