立憲民主党の逢坂誠二代表代行(62)は25日、国会内で新型コロナウイルス感染症の陽性が判明した西村智奈美幹事長のピンチヒッターとして定例会見を行った。

 元「モーニング娘。」でタレントの市井紗耶香氏は自身のSNSで今夏の参院選について「立候補辞退したい」と電撃発表。しかし真相はどうなのか。

 逢坂氏は「ご本人がSNSで辞退を表明したことは承知しています。しかし党本部としては、まだ市井さん本人から直接話しを聞いていません。明日以降、大西健介選対委員長が直接、本人と会うという手はずになっています」と現状を明かし、本紙の「再度、立候補の打診を行う意向はあるか」の質問にはこう答えた。

「それは市井さんご本人の話しを聞いた上で。どういった事情でSNSで発信したのかも含めての判断になろうかと思います」

 一方、立民・元衆院議員の辻元清美氏は自身のツイッターで参院選比例代表に党側が擁立する方針を固めたとの報道に触れ、党から打診を受けたことを認めた上で「1月末には結論を出したい」としている。

「辻元氏の件ですけども、実際にどういうプロセスになっているのか、残念ながら私、選挙に直接関わっていないこともあって、十分承知していませんが、現時点で党本部として何かを決定したことはないというふうに承知しています」(逢坂氏)

 立民は大西選対委員長が市井氏と面談してどういう結論を出すのか、また辻元氏への参院選候補として公認は時間を要することが予想される。