演歌歌手の工藤あやの(27)が25日、都内で新曲「白糸恋情話」の発売を記念した配信ライブを行った。

 新曲は1984年に出された泉鏡花の小説「義血侠血」を題材にし、金沢を舞台にした悲恋を歌った本格演歌。この日のステージではサプライズで、作曲家の弦哲也氏からの応援ビデオメッセージに工藤は大泣き。「サプライズに弱いんです。涙で着物を濡らしてしまいました。お給料から引いてください」と冗談も交え笑わせた。

 ステージでは新曲のほか、デビュー曲「さくらんぼ 恋しんぼ」など10曲を熱唱した工藤。「歌手として生きていけるんだろうかと悩んだ時期もありましたが、ここまでやってこれたのはファンの皆さまのおかげです」としみじみ語った。

 コロナ禍で思うような活動はできていないが、「落ち着いたら、いろんな方のコンサートや演劇を見にいったりして、成長していきたい。そして紅白の舞台に立ちたいです」と意気込みを語った。