芸能界で新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者が続出している。

 25日には深田恭子、吉岡里帆、寺脇康文、千原ジュニアらの感染が発表された。さらに松本人志、「ミキ」の亜生らが濃厚接触者となったことを報告した。

 芸能界の感染拡大が顕著になるにつれ、ネット上では〝ノーマスク〟が問題視されている。

 バラエティーなどのロケでは、マスクやフェースシールドを着用する姿が見られる一方、スタジオ収録ではアクリル板こそ設置されているが、マスクはしていない。ネット上では「なぜマスクをしないのか?」という声もある。

 昨年、テレビ東京の報道番組などで、司会者らがマスク姿で出演していたこともあったが「やっぱりマスクをすると表情が分かりづらく、番組の盛り上がりに欠けることもある」(テレビ局関係者)

 芸能界の感染者がさらに増えれば、テレビ番組でもマスク着用を求める声が増すことは間違いなさそうだ。バラエティーや報道番組だけではなく、ドラマ界にも波及してもおかしくないが、悩ましい問題があるとか。

「撮影本番でマスクやフェースシールドをするわけにはいかない。2020年の日本テレビのドラマ『#リモラブ』のようにコロナ禍を反映して出演者がマスク姿で演じた作品もあるのですが、視聴者から『ドラマくらい現実を忘れさせてほしい』『顔が見たい』などの声の方が大きく、不評だった」(民放ドラマスタッフ)

 報道番組ではマスクの着用を呼びかけているだけに、バラエティーやドラマだけスルーというわけにはいかない。テレビ局は難しいかじ取りを迫られている。