歌手のアグネス・チャン(66)が26日、都内でデビュー50周年を記念したコンサート「平和の歌声よ、届け!」を開催した。

 新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっているため、感染対策をしながら実施。コンサートは2年前から計画していたが、アグネスは「コロナ禍で延期して今日になった」と説明した。この日、コンサートにこぎつけて「感謝の気持ちをばらまきたい」と声が弾んだ。

 自身も感染対策をしている。マスクを2重にする「ダブルマスク」しているという。

 すでに「3回ワクチンを受けた。1、2回は香港、3回は米国で」。ほかにも「できるだけ人と会わない。できるだけ出かけないようにしている。外食はやめた」。感染対策を徹底するのは「ウイルスの運び屋になりたくない」との思いだ。

 歌手生活50年には「信じられない」と目を丸くした。「50年前は何も分からない小娘だった。香港からやって来て半世紀、皆さんに応援されて50周年を迎えられて感無量」と語った。

 今後は「もう少し日本語がうまくなれば、なまりがとれればいいと思う」と語ってはにかんだ。

 コンサートでは、デビュー曲「ひなげしの花」(1972年)や最新アルバム「しあわせの花束をあなたに」の収録曲「淋しい羊は眠らない」など22曲を熱唱した。