米メディアのESPN(電子版)は27日(日本時間28日)、今後3年間に誰が米野球殿堂入りするかを予想し、イチロー氏(48)が資格1年目の2025年に間違いなく栄誉を得ると断言した。

 25日(同26日)に発表された今年の全米野球記者協会による投票での殿堂入りは元レッドソックスのデビッド・オルティス氏(46)だけだった。殿堂入りは引退後5年で資格を得られ、同協会に10年以上在籍する記者の投票で75%以上の支持が必要。選考対象期間は10年となっている。

 イチロー氏はメジャー通算3089安打の記録を残して19年に引退した。5年後の24年に投票の対象者となり、支持を得られれば25年組として殿堂入りする。この年はヤンキースなどで活躍し、通算251勝のCC・サバシア氏(41)も資格1年目となる。

 同サイトはイチロー氏に関して「最初の投票で殿堂入りするだろう。彼のキャリア価値からすれば、ある一定のグループから支持を得るのではなく、全会一致での選考となる可能性もある。イチロー氏に投票したくない人がいるだろうか」と資格1年目での殿堂入りを確実視した。

 満票での殿堂入りは、ヤンキースの守護神としてメジャー歴代最多の652セーブを挙げたマリアノ・リベラ氏が19年に選出された1度だけ。20年のデレク・ジーター氏は1票足りず、得票率99・7%だった。