米女優ニコール・キッドマン(54)の夫で歌手のキース・アーバン(54)が、新型コロナウイルスの感染拡大と物流の停滞で米ラスベガスでの長期公演の延期を余儀なくされた英歌手アデル(33)の穴埋めをすることが明らかになった。

アーバンは愛猫を抱いて「ラスベガスに戻ってくるよ」と語る動画をSNSに投稿し、3月25日から4月2日にかけてコロシアムで5公演を行うことを発表した。2020年にラスベガスで定期公演を行っていたアーバンは、新型コロナのまん延で4公演を行った後、残りの全公演の延期を余技なくされ、昨年9月にステージに復帰していた。

アデルは今月21日からシーザーズ・パレスのコロシアムで定期公演をスタートさせる予定だったが、前日に「準備が間に合わなかった」と涙ながらに謝罪する動画をSNSに投稿し、ショーの延期を発表していた。スタッフの半数がコロナに感染して離脱したことや、配送の遅れを理由としていたアデルのショーは、4月16日までの全日程での延期が決まり、現在新たな日程を調整中だと伝えられている。

アデルは公演初日にラスベガスの会場を訪れたファンとフェイスタイムで会話し、ショーを見られなかった数十人のファンにグッズを贈り、新たなショーが始まった際には直接会う機会を設けると約束したと報じられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)