WWEのインターコンチネンタル(IC)王者・中邑真輔(41)が、気合の復活宣言だ。

 PPV「ロイヤルランブル」(29日=日本時間30日、セントルイス)では、時間差入場の30人参加バトルロイヤル戦で2番目に登場したが、最大ライバルのАJスタイルズによって場外に落とされ、出場時間6分足らずで無念の敗退。2018年以来、2度目の優勝はならなかった。

 中邑は試合後、自身のツイッターを更新し、ファンが投稿した入場時の写真を引用して「死なない」とひと言。わずかな言葉の中に、復活への強い決意をにじませた。

 実際にWWEユニバース(ファン)には実力者として認知されており、「ロイヤルランブル」の入場時にも4万4390人の大観衆が中邑のテーマ曲「ザ・ライジング・サン」に合わせて「オーッ、オオーッ、オーッ」と大合唱。和製スーパースターがユニバースの支持を受けているのは間違いない。

 所属のスマックダウン(SD)ではセミ・ゼインがIC王座の次期挑戦者に決まっており、先週大会ではそのゼインのトークコーナーに乱入し顔面キックを見舞って先制攻撃。相棒リッグ・ブーグスとのコンビでジンダー・マハル&シャンキーとのタッグ戦にも出撃し快勝した。

 SDではロースターの立場を確立しているが、まずはIC王座の防衛を果たし、プロレスの祭典「レッスルマニア38」(4月2、3日、テキサス州アーリントン・АT&Tスタジアム)への道筋をつくりたいところだ。