教育評論家の尾木直樹氏(75)が1日、ブログを更新。教員不足による質の低下を危惧した。

 尾木氏によると今年度は教員不足が著しく「全国では2556人も不足していたといいます」とつづった。

 教員不足を補うために「免許のある方なら誰でもいい。電話駆け回ってるといいます」「なんとハローワークに募集をしている教育委員会もあります」と驚きの現状を報告。

 続けて「更に酷いことに教員採用試験の倍率が過去最低。小学校は2・6倍!! 3倍以下になると質の担保は出来ないと言われていますから これじゃ、受験者全員合格です 質を保障できるはずがありません」と嘆いた。

 尾木氏は教職の人気低下の原因として「過酷な労働現場 行き過ぎた管理主義と上位下達 持ち帰る仕事の多さ」をあげた上で「如何に子どもたちが可愛くて共に学ぶのが楽しくても 教職の魅力は薄れます 最早危機の吃水を超えています なんとか緊急に手を打たないと公教育が崩壊してしまいますーー」と訴えた。