「2021年第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」が2日、都内で行われ、俳優の鈴木亮平(38)が助演男優賞を受賞した。

 鈴木は「孤狼の血LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄FINAL」に出演し存在感を発揮した。トロフィーを手にした鈴木は「思った以上に重いんですね。持った時にずっしりきてビックリしました。賞の重みを改めて感じています」と緊張した面持ちで語った。

 キネマ旬報の受賞したことは「自分にとっては特別なこと」と話した。続けて「やっと俳優という肩書に自信を持って映画に出ていいんだぞという許可をもらえたような気持ちがしてます。ぼくにとってすごく特別な日になりました。映画に関わったすべての皆様に感謝したいと思います」と頭を下げた。

「孤狼の血」で見せた狂気に満ちた演技について「悪役ではあるとは思うんですけど悪人としては演じたくないとは思ってました。正義と悪がオセロのように反転していくといいますか。その感覚を大事にして演じたいと思いました」と明かした。