関ジャニ∞丸山隆平(38)が3日、都内で、主演ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の取材会に登壇した。

97年オフ・ブロードウェーで誕生し、国内でも04年の初演以降、何度も再演されている人気作。初挑戦となるミュージカルに「どういう自分が沸き上がるのか、お客様がどういう反応なのか、全力で生の臨場感を楽しんでいただけたらと思います」と話した。

性別適合手術に失敗するなど複雑な生い立ちを抱え、性別を超えたドラァグクイーン(女装した男性)として、ロックバンドのライブステージに立つ主人公のヘドウィグを演じる。「プロの技術ってすごいなって実感しています(笑い)。どんどんメークをしていくと、ヘドウィグに気持ちを持ち上げてくださる。それに助けられて、支えられて成り立っているなって実感しています」と感謝した。

露出が多い衣装もあり、「この後、断髪式があるんです。脇と、すねの毛を剃るので、見納めですよ」と報道陣にアピール。ヒールを履いたことで、新たな発見もあったという。「ヒールが思ったより高かったりして。男性はなかなか体験できないと思いますが、動くとき結構制限があるんです。本当に尊敬します、女性を」と話した。

4日に開会式が行われる、北京オリンピック(五輪)取材中の村上信五をはじめ、関ジャニ∞のメンバーからも激励のメールが届いたという。「村上君は北京からメールくれて、『応援してるぜ』っていう感じで。四者四様で、心温まって元気もらいました」とニッコリ。

その上で「こういう世の中だからこそ、こういう劇が皆さんに届くんじゃないかなって思いますので、本当にご無理なく、来ていただければと思います。とにかく来たら、ガンガンみんなの中にたまっているものを発散して帰すので、楽しみにお待ちしております」と呼び掛けた。

恋人のバンドメンバー役を演じる、ゲスの極み乙女のドラマー「ほな・いこか」こと、さとうほなみ(32)も登壇した。