2022年東映ラインナップ発表会が3日、都内で行われた。席上で、岡田准一(41)が原田眞人監督(72)と17年の「関ケ原」、公開中の「燃えよ剣」に続き3度目のタッグを組む主演映画「ヘルドッグス」(今秋公開)について、製作のエイベックス・ピクチャーズ瀬戸麻理子プロデューサーが説明した。同氏は、岡田が演じる主人公は「究極のダークヒーロー」と評した。

「ヘルドッグス」は、作家の深町秋生氏の小説が原作で、岡田が演じる兼高昭吾は愛する人が殺された事件を止めることが出来なかったトラウマを抱え、闇落ちし、復讐のみに生きてきた元警察官という役どころ。その闇に目を付けた警察組織から、ヤクザ組織に潜入する危険なミッションを命じられ、正義も感情も捨てて組織の中でのし上がっていく物語だ。

瀬戸氏は「脚本執筆の段階から岡田さん主演の形でイメージして世界観を作った」と、原田監督が岡田を当て書きして脚本を開発したと説明。一方、岡田も「技斗デザインとしてアクションの振り付けを担当し、クランクイン前から長期間にわたって原田監督と綿密に打ち合わせ、練習を重ねて、キャラクターに合った、創作的かつリアルなアクションを作り上げた」と、原田監督と綿密に意見交換してアクションを作り上げたと振り返った。その上で「3度目のタッグ…絶大な信頼感が伝わってくる。魂を込めた作品」と強調した。

また「岡田さん演じる主人公以外にも、個性的で強力なキャラクターが出る。豪華な面々をそろえております」と、共演者もそうそうたるメンバーがそろったと自信を見せた。