NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で3代目ヒロインのひなたを演じる女優・川栄李奈(26)と、ひなたをかき乱す五十嵐文四郎を演じる俳優・本郷奏多(31)がこのほど、オンライン取材会に出席した。

 2016年度前期「とと姉ちゃん」以来の朝ドラ出演となる川栄は、ヒロインを演じることに「シンプルに出番とセリフ量が多い。うれしいです。主人公っていろんな人と関われるのがいいなと思っていましたが、今自分がそれをできるのでありがたく思ってます」とにっこり。

 ひなたについて「応援したくなるような子です。一生懸命頑張るけどなかなかうまくいかない。見てて背中を押してあげたくなるヒロインです。回が進むほど魅力が増すんじゃないかなと思ってます。何やっても長続きしないところは自分を見てるかのようで、逆にすごくやりやすい」と自身と重ね合わせた。

 そんな川栄に本郷は「撮らないといけない尺が長いので、川栄さんはすごい。セリフ量も多いのに現場で眠たそうにもしていない」と感心した。

 本郷が演じる五十嵐は、時代劇に憧れ京都にやってきたが、撮影所の男社会になじめない。それでも、自分はスターになれると思い込むから努力は怠らない。生意気で無愛想で、ちょっと頭でっかちという〝変わり者〟な設定だ。

 役柄にちなみ、自身の変わり者エピソードを聞かれた本郷は「無限にある。ほぼ100%の人から『変わってる』と言われる」と苦笑いし、川栄には「本当に変わってる。全部変わってる。こういう人見たことない。いい意味で知れば知るほど好きになるというか。めっちゃおもしろいのをシャットダウンしてて不思議」と突っ込まれる。

 最後は「確かに川栄さん、僕のことを下に見てニヤニヤしてるなって瞬間がある。野球のボールを投げるシーンでも『お前、できんのか』みたいな顔でニヤニヤ見られてた。それがプレッシャーで変なとこに投げちゃったら一人で爆笑してて、あれはたち悪かった」とボヤいていた。