青山和子、九条まり子、刑部芳則が11日放送のBSテレ東「武田鉄矢の昭和は輝いていた 美空ひばり・島倉千代子を世に出した作曲家・万城目正 2時間スペシャル」(金曜午後8時)にゲストとして出演する。

作曲家・万城目正の名曲と素顔に迫る。万城目は、母からバイオリンとオルガンの英才教育を受け、音楽学校に歌通いながら、映画館で無声映画の音楽を演奏する、楽士の仕事に没頭する。楽士から作曲家へどのように転身したのか。

番組では、万城目が生涯で手掛けた260本を超える映画主題歌の中から「旅の夜風」や「純情二重奏」などを紹介。戦後最初のヒット曲「リンゴの唄」に込めた思いにも迫る。さらに、美空ひばりを一躍スターダムに押し上げた「悲しき口笛」「東京キッド」、島倉千代子のデビュー曲「この世の花」を貴重映像で振り返る。

青山は、同番組を「以前から大変に楽しく、おもしろい番組でしたのでよくみておりました」と話し「他ではなかなかその人物のことを深く調べるような番組はありません。本当にめずらしく貴重な番組だと思っております。これからも長く、長く、続けていただきたいと思っております」とコメント。

九条は、収録を振り返り、「先生が幼いころから音楽の英才教育を受けていらしたことも、初めて知りました。万城目正音楽院で先生の心に染みる哀愁あるメロディーに触れて、歌謡曲の素晴らしさを知ることができたこと、先生の歌でデビューできたことを今でも感謝しています」。

刑部は万城目の活躍ぶりに「映画と流行歌は大衆の娯楽の王者でした」と尊敬の意を込め、「流行歌のセンスは抜群で、古賀政男、古関裕而、服部良一のよさを取り入れてヒットにつなげるまれな才能の持ち主でした。今回は、『流行歌作りの秀才』の世界を堪能していただければと思います」と力を込め、アピールした。