お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(41)が4日、マンボウやしろ(45)の著書「あの頃な」(15日発売)オンライン出版イベントにゲスト出演した。

 本作はラジオの現場でコロナを報道し、リスナーの声を聞き続け、抱えてきた思いを25本の物語に込めている。

 やしろは2015年に小説「火花」で芥川賞を受賞した又吉に対して「絶賛してほしい、又吉には。『あの又吉直樹がここまで褒めるか』というネットニュースまで行きたい」と、絶賛の声をおねだり。

 やしろの圧に押されながらも又吉は「面白かったですよ。やしろさんの活動を今まで見てきた人もそうじゃない人も楽しめる内容になってる」とアピール。

 重版したいというやしろは又吉に質問攻め。「『火花』ってどのタイミングで火がついたの」と質問すると又吉は「文芸誌に掲載されたんですけど、その時に取り上げてもらって」と明かした。

 初版については「10(万部)やったような気がします。5か10です」と答えるとやしろは「エグっ。5でもスゴイ話ですよ」と言葉を失っていた。

 又吉は「芸人が純文学作品を書いたという恩恵をすごく受けてる。そこに発表したというのが大きかったと思います。真面目な小説を書いたんだというイメージで興味を持ってくれたんですかね」と分析していた。