仲間がいるからこそ――。カーリング女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)でリードを務める吉田夕梨花(28)が5日までにインスタグラムのストーリー機能を更新し、リザーブの石崎琴美(43)に感謝の思いを伝えた。

 一昨年8月にLSへ加入した石崎は、ナイトプラクティス(試合前夜に会場で石を投げて氷との相性をチェックすること)やストーンチェックを行うなど、様々な形でチームをサポート。「自分なりにずっとチームに入ってからどういう風にしたら自分たちが一番いいパフォーマンスを出せるのか」との思いを持ち続けてきた。

 北京五輪は開幕したが、LSの初戦は10日のスウェーデン戦。大一番が間近に迫る中、吉田夕は「それぞれのチームによってフィフス(リザーブ)に求められることも役割も違うけど、私たちがフィフスに求めたことは琴美ちゃんを見ればわかると思います。助っ人でも交代要員でもなく、チームの大事なポジションの1人として、琴美ちゃんにお願いしました」と当時を振り返り「強いチームには豪華すぎるくらいのフィフスがいる。今の私たちにも同じことが言える」と称賛した。

 チーム一丸で挑む北京五輪。石崎が支えるLSは前回の平昌五輪に続くメダル獲得を目指す。