4人組ロックバンドGLAYが6日、全国アリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2021-2022“FREEDOM ONLY”」の最終公演を、さいたまスーパーアリーナで行った。

ギタリストTAKURO(50)が新型コロナウイルスに感染し先月22、23日の静岡公演は中止となっており、今回が復活公演に。前日5日と2日間で2・6万人を動員、全国7カ所14公演のツアーの総動員数は10万人になった。

今回は、昨年10月に発売したアルバム「FREEDOM ONLY」を引っ提げてのツアー。同アルバムは、King Gnu常田大希が主宰のクリエーティブチームPERIMETRONがアートワークを手掛けており、自由の象徴であるピーターパンをベースに、自由とは何かを問い掛けるライブとなった。

ライブは新曲「GALAXY」からスタートし「BAD APPLE」「生きてく強さ」など全21曲を披露。TERU(50)は「ディスタンスを取りながらやってきましたが、大変な中集まってくれてありがとう。会いたい気持ちがコロナに勝ったと思います。空席もありますが、参加できなかった人もそこにいると思っています」とあいさつ。さらに「みなさんが笑顔に空間を作っていきます。次こそ歌える空間でお会いしましょう」と訴えた。TAKUROも「千秋楽を迎えることができました。応援ありがとう」と感謝した。

「BETTY BLUE」では、ゲストボーカルとして参加しているAwesome City ClubのPORINが特別ゲストとして登場。TERUから「紅白おめでとう」と呼び掛けられたPORINは「こんなに大勢の前で歌わせていただいたのは初めて。幸せです。思い出に残りました」と喜んだ

この日の公演でデビュー以来のライブ回数は998回に。静岡公演が開催されていれば、1000回の記念公演になる予定だった。

また、GLAYは北京五輪スノーボード女子スロープスタイルでこの日、5位入賞した岩渕麗楽(20)のスポンサーに名を連ねている。スノボが趣味のTERUと交流があり、応援を申し出たという。