仮面女子は6日、東京・秋葉原のグレースバリ公演で「組閣」を行い、仮面女子研究生(スライムガールズ)のセンター・那波茉奈(ななみ・まな=20)が候補生(ぱー研!)に昇格することが決まった。

 3部のトップバッターを務めたスライムガールズ。パフォーマンスを終えると仮面女子・リーダーの木下友里(19=アリス十番)がステージに登場し昇格者として那波の名前を読み上げた。

 見習い生だった昨年7月4日のイベントでステージデビューし、研究生としての初ステージは同年9月だった。約5か月で候補生に座をつかんだが「喜びの半面、候補生に上がるとなると、パフォーマンスでもビジュアルでも人気でも、まだまだ自分は候補生というフィールドで戦えると思えないので、準備期間で気を引き締めていきたい」と、最大目標である仮面女子昇格を見据えた。

〝アイドルオタク〟を自認する那波は「物心がついたころからアイドルを見るのが好き。歌とダンスが好きで、ちっちゃいころは自分で作った歌に踊りをつけて家族や友達に見せていた」という。ハロプロの松浦亜弥を見てファンになったことがきっかけでアイドルになろうと決意。だが、オーディションを受けた。

「約50回くらい受けたんですけど、なかなか受からなくて、心が折れそうになった。仮面女子の存在は知っていたけど、初めてきちんと見るようになって、『なんてカッコいいんだろう!』と、そのパフォーマンスに引かれたんです」と苦難の道のりだったと振り返った。「絶対にこの一員になって、もっともっと自分らしさを出してグループに貢献できる存在になりたい」と仮面女子への道を選んだ。

「ラップがカッコイイ先輩、表情がうまい先輩といろんな目標の先輩がいるんですけど、一番目標にしているのは〝くらげちゃん〟と呼ばれているアリス十番の海月咲希ちゃんです。見せ方もすごいし、ダンスのキレやしなやかさもすごい。はかない曲での表情とかカメレオンのよう。しかも笑いも取れる」と〝くらげ愛〟を熱弁した。

「ラップ」を口にしたことで「私か(涼邑)芹かとソワソワしていた」と推しメン指名を確信していた木下はまさかの〝空振り〟。那波が「芹ちゃんも友里ちゃんもガン見してます」とフォローすると「めっちゃDDですね」と苦笑。昇格が決まった那波について「茉奈ちゃんはおとなしい印象があった。でも、このインタビューでお分かりの通り、明るくてハキハキしゃべる。癖が強い感じで、仮面女子にいないキャラクターとして早く候補生から正規メンバーに昇格してほしい」とエールを送った。

「始めの頃は猫かぶってました」と打ち明けた那波は、応援してくれたファンに向けて「たくさんの方から『候補生に上がってね』『仮面女子になる姿を見たい』という声をいただきました。組閣発表が決まったときには『絶対に上がれるよ』という言葉に勇気づけられました。応援してくれた方々にワンステップ上がった姿を見せられるワクワクとか楽しみもあります。もっともっとパワーアップして、いい意味でファンを裏切るような、いろいろな那波茉奈を見せていけたら」と力を込めた。ちなみに幼少時に作った曲とダンスは「生誕祭で披露したい」とのことだ。

 研究生の卒業、候補生加入式は決まり次第告知される。