イングランド・プレミアリーグのウェストハムに所属する元フランス代表DFクル・ズマ(27)が、飼い猫への虐待を行っている動画が流出して大きな波紋を呼んでいる。

 英紙「サン」はズマの兄がSNS上に投稿した動画を報道。そこには、ズマが自宅で猫に対して足で蹴ったり、逃げまわるところに物を投げつける様子が映し出されていた。さらにズマは猫をつかまえた上で顔面を殴打するなど、数々の暴行を繰り広げている。しかもこれらの愚行を行っている間、笑い声が響き渡っておりズマの動物虐待の異常さが際立っている。

 所属のウェストハムはこの事態にすぐさま対応。「我々チームの一員であるズマの行動は許されない。まずは内部で問題を検討するが、動物虐待は絶対に容認できない」と声明を発表。何らかの処分がくだる可能性が出てきた。

 英国では動物虐待に対して厳しい世論もあり、動物保護法を制定。昨年から施行された新しい法案では犬、猫、牛などに暴行した場合に罰が課される可能性があり、最大で5年の禁固刑を受けることもありえる。

 最近プレミアリーグではマンチェスター・シティーのDFバンジャマン・メンディが婦女暴行、マンチェスター・ユナイテッドのFWメイソン・グリーンウッドが交際相手への暴行などで逮捕されている。今度はズマが続いてしまうのか、その動向に注目が集まる。