ドラマティックレビュー「TARKIE THE STORY」のゲネプロが10日、品川ステラボールで行われた。

 日本のレビュー草創期に少女歌劇団のスターとして活躍した「タアキイ」こと水の江瀧子。戦前から戦後の激動のスター人生をビッグバンド生演奏を交えて描いている。

 初演出を務めた植草克秀(55)は「出る方も大変だなと思いましたけど作る方もこんなに大変なんだとは思いませんでした。本当にすてきなショーになってると思います。頑張ってください、初日」と出演者たちにエールを送った。

 また初日を迎えるにあたり出演者たちもコメントを寄せた。水の江瀧子役を演じる

(39)は「今回、お話をいただいた時は、水の江瀧子さん? えっ? 男役?という感じで最初は前向きにはなれませんでした。でも、水の江瀧子さんの事を調べたら調べるほど、偉大な方で、演じたい! 挑戦したいって気持ちになり、男役の歴史を皆さんにお伝えできればと思いました。そしてこの作品こそ、昨今コロナでストレスを感じているたくさんの方々に見ていただき、エナジー補給していただけたらとても幸せです」。

 笠置シヅ子役を演じたMAXのNANA(45)は「今回の作品では激動の昭和のエンターテインメントの世界をタアキイを中心に描き、たくましく明るく生きようとするみんなのパワーが胸にぐっと迫り、演じながらも元気が湧いてきます。この思いを見に来てくれた皆さまにも、今だからこそ届けて笑顔になってもらえるように精いっぱいに頑張りたいと思います!!」と話した。