ノルディックスキー・ジャンプの男子団体は14日、国家スキージャンプセンターで行われ、佐藤幸椰(雪印メグミルク)、中村直幹(フライングラボラトリー)、小林潤志郎(雪印メグミルク)、小林陵侑(土屋ホーム)の順で飛んだ日本は5位に終わった。

 1回目を5位で折り返すと、表彰台を狙った2回目も順位を伸ばせず、逆転できなかった。個人ノーマルヒル金、ラージヒル銀のエース・小林陵は、1回目134メートル、2回目132・5メートルを飛んでチームを引っ張ったが、今大会3個目のメダル獲得はならず。

 小林陵は「表彰台には届かなかったけど、みんなすごく集中していいパフォーマンスができた。学ぶことも多かった。ここからどうしていくか今後も楽しみ」。個人種目で2つのメダルを獲得したことには「結果はうれしかったし、学ぶことが多かった。4年後も楽しみしている」と語った。

 男子団体では1994年リレハンメル五輪で銀、98年長野五輪で金、14年ソチ五輪で銅メダルを獲得したが、メダル復活はならず、トップバッターを務めた佐藤は「陵侑にメダル争いをさせられなかった。足を引っ張ってしまった気持ちが大きい。非常に悔しい」と責任を痛感していた。