料理愛好家でタレント、シャンソン歌手の平野レミ(74)が15日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)に出演した。

平野は1970年(昭45)にTBSラジオ「それ行け!歌謡曲」のコーナー「ミュージックキャラバン」で、当時TBSアナウンサーだった久米宏(77)とコンビを組んで出演。「男が出るか!女が出るか!」の掛け声で人気者になった。

パーソナリティーの生島ヒロシ(71)から「レミさんの破天荒なキャラクターもラジオデビューはTBSラジオですか」と聞かれ、平野は「そうよ、そうよ、そうよ! だって、だって、だって私さ、最初、(東京・銀座のシャンソン喫茶)銀巴里で歌ってたのね。そうしたら、コロムビアから『レコード出しませんか』って言われて。4枚目が『カモネギ音頭』(笑い)。下品極まりなくて楽しい芸能人生活だなと思って、ウチでボーとしてたの。そうしたら、TBSから電話がかかってきたの」と振り返った。

久米アナウンサーとコンビを組む相手役のオーディションをしたいということで、平野が元気良く会場のスタジオに入ったところ、関係者が「アレっ!?」「キミ、ハーフの人?」って驚かれたという。

ラジオのディレクターに配られていたレコード会社の新人パンフレットで平野の写真の下に「辺見マリ」と書かれていた。ディレクターは辺見と契約するつもりだったが、オーディションの結果、面白かったのでそのまま平野が合格した。

生島と生ゲスト出演の元防衛大臣の小野寺五典衆院議員(61)は「そうなんですか!? それがキッカケで!」と大爆笑。平野も「辺見マリさんに感謝しないとね。結局、私が和田さんと楽しい結婚生活が出来たのも辺見マリさんのおかげなの」と、19年に83歳で亡くなった夫のイラストレーター和田誠さんを明るく振り返った。

平野は16日に子育てとお料理のエッセー「おいしい子育て」(ポプラ社)を発売する。2人の嫁、女優上野樹里(35)とタレント・和田明日香(34)との嫁姑鼎談(ていだん)も収録されている。

来週22日は、平野と和田さんの結婚に際して、久米が発した言葉が明らかになる。