新日本プロレス15日の後楽園ホール大会で、KOPW保持者の鈴木みのる(53)と矢野通(43)が大暴走を繰り広げた。

 みのるは20日札幌大会の争奪戦で矢野を迎え撃つ。ファン投票によりルールが決定するKOPW戦へ向けみのるは「手錠・デスマッチ」を提案したが、最終的に矢野が提案した「ドッグケージ・デスマッチ」の採用が決定した。

 この日は鈴木軍とCHAOS・本隊連合による4対4イリミネーションマッチで矢野と激突。ドッグケージを持って入場してきた矢野に対し、みのるはなおも手錠を持って攻撃を仕掛けていく。

 反撃に出た矢野も手錠を持ち込むと、みのるは2つの手錠を使って自身と矢野をつなぐ。その状態のまま激しいエルボー合戦を展開した。

 互いに凶器を公然と使用した状態で殴り合う2人は、これを制止しようとしたレフェリーにも暴行。収拾不能と判断され、揃って失格処分となってしまった。

 失格裁定が下されると矢野は素早く手錠を外して「一人でやってろバーカ!」と挑発しながら退場した。収まらないみのるは矢野をバックステージまで追いかけ「どこ行った? オイ! つないでやる。どこ行った、矢野! こっちか? この野郎!」と鬼の形相を浮かべていた。