シンガー・ソングライターのまふまふと、Vチューバーの交際騒動が泥沼化している。

 発端は10日の人気Vチューバー・潤羽るしあのゲーム実況配信。配信内で、潤羽のゲーム画面に「たったいま生放送終わって、帰る準備してるよ」とまふまふのメッセージが表示されたのだ。まふまふは同日、実業家のひろゆき氏やユーチューバー・ヒカルとのユーチューブ生特番に出演していたことから、2人の交際が噂された。

 翌11日にまふまふは自身のツイッターで、ゲームをしようと連絡したことを明かし「同棲などの事実はございません。本当に申し訳ありません」と説明し、謝罪した。 

 しかし、潤羽には交際を疑うファンからの誹謗中傷が殺到。潤羽の所属事務所は14日、公式サイトで騒動を謝罪した上で、誹謗中傷や捏造を控えるように警告した。

 騒動がこじれた背景について、ユーチューブ制作会社幹部は「Vチューバーはアイドル的存在で、疑似恋愛をウリにしているキャラもいる。潤羽も異性の視聴者から『投げ銭』を獲得しているため、ファンへの裏切りと捉えられてしまっている」と指摘する。

「投げ銭」とは「アーティストに視聴者がオンラインで送金する行為」。ユーチューブのデータを収集・公開するサイト「Playboard」によると、潤羽るしあは2021年度ランキングは総額1億9449万462円で1位だった。多額の投げ銭を行ったファンにとってみれば納得できないわけだ。

 潤羽の場合は、〝中の人(声優)〟を特定する動きも加熱し、声優に恋愛感情を抱いているファンが多いことも、炎上に拍車をかけたという。
 
 さらに、今回の事態を複雑化にさせているのは〝情報流出〟だ。

 事務所は公式サイトで「第三者への事実と異なる情報の流布ならびに業務上のやり取りを含む情報の流出が見受けられた」と記載。これはユーチューバー・コレコレ氏が11日に配信した内容に関わっている。

「コレコレは潤羽本人から情報提供を受けたとし、交際疑惑を否定。しかし、この情報提供は事務所の許可を得ておらず、問題になっている」(前同)

 当の潤羽は15日にツイッターで謝罪したうえで「心身ともに落ち着き次第ちゃんと発信させてください」とつづったが、影響を受けているのは、まふまふも同じだ。

「ネット発のアーティストとして〝第2の米津玄師〟として期待され、今年はさまざまな発表案件が予定されている。今回の騒動が起きて、まふまふ本人はもちろん、関係者も頭を抱えている」(レコード会社関係者)

 波紋は広がるばかりだ。