NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演中の女優・三浦透子(25)がこのほど、同局を通じコメントを発表。劇中での〝聖子ちゃんカット〟について言及した。

 第94回アカデミー賞に作品賞など4部門でノミネートされた映画「ドライブ・マイ・カー」でヒロインを務める三浦は、朝ドラ初出演。脚本を担当する藤本有紀氏とは初出演ドラマでも一緒だったといい、「初めての〝朝ドラ〟も藤本さんの脚本で、こんなにありがたいご縁はないなと本当にうれしかったです」と喜んだ。

 三浦が演じる野田一恵は、3代目ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈)の同級生で、茶道の師範であるベリーこと野田一子(市川実日子)の娘。家業を継ぐことを求められ、子供のころからお茶の稽古をしてきたが、「親の思い通りには生きない」と自分をつき通している。

 流行やファッションにも敏感。1983年ごろの設定とあって、当時若い女性の間で流行った歌手・松田聖子の髪型〝聖子ちゃんカット〟での登場となったが、「初めてちゃんと扮装してセットに入った時に、スタッフのみなさんから『いっちゃんはすごく時代感を背負ってる感じがする』っておっしゃっていただいたんです。ひなたも小夜子も当時のファッションではあるものの、現在でも違和感のない服装や髪型なので、そういう意味で、私は一恵の服装や髪型からエネルギーをもらっている気がします」

 一方で、川栄と「この時代の髪型をすると、10代を演じているのに年上を演じている気持ちになっちゃうんだよね」と話していたことを披露し、「どうしても、私たちからすると昔の髪型という印象なので」と語った。