ドーピング検査の陽性反応が出ながらも出場が認められたカミラ・ワリエワ(15)は、82.16点で首位発進した。冒頭の3回転半ジャンプの着氷は乱れたものの、その後のジャンプに成功。さすがの修正能力を見せた。鈴木明子氏は「トリプルアクセルのミスはありましたが、その他の要素全てで高い加点をもらえる出来でした」と評価した。

「一つひとつの滑りやスピン、ステップ、全てのクオリティーが高いです。どこを切り取っても美しいです。なので、ミスがあってもこの得点が出せるのだと思います」と感服した。フリーの演技にも注目が集まるが「SPで入れることのできない4回転を含めた高難度の構成と技術の融合したボレロを見せてほしいです」と願った。