おかあさんといっしょ:人形劇「ガラピコぷ~」が3月30日で終了 6年の歴史に幕 新作「ファンターネ!」は「可能性と多様性」テーマ

「おかあさんといっしょ」の新人形劇「ファンターネ!」に登場する(左から)ルチータ、みもも、やころ=NHK提供
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「おかあさんといっしょ」の新人形劇「ファンターネ!」に登場する(左から)ルチータ、みもも、やころ=NHK提供

 NHK・Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」(月~土曜午前7時45分)で2016年4月から6年間続いた人形劇「ガラピコぷ~」が3月30日で終了し、4月4日から新作「ファンターネ!」がスタートすることが2月16日、明らかになった。同日開かれたオンライン会見では新キャラクターがお披露目。3歳のカッパの女の子・みもも、3歳10カ月のひょうたんの子供・やころ、5歳のライオンの男の子・ルチータが登場した。

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 「ファンターネ!」は、青く澄んだ海、さんさんと注ぐ太陽、よく肥えた大地に恵まれた、港町があるファンターネ島を舞台として、「可能性と多様性」をテーマに話が展開される。

 新キャラクターは武蔵野美術大油画科版画コース卒業の大畠雅人さんがデザインを手掛け、劇団「ゴジゲン」の松居大悟さんと目次立樹さんが脚本を担当。平田真菜さんがみもも、折笠富美子さんがやころ、入江玲於奈さんがルチータの声優をそれぞれ務める。

 人形劇統括の梶原真名美さんは「多様性という言葉がとても身近なものになっていると思うのですが、今回新しい人形劇を考えるにあたり、ずっと伝え続けてきた多様性ということを、今の時代だからこそテーマに組み入れて、それを軸に据えて、今の子供たちにより分かりやすく、より伝わるようにという世界観を作っていこうと思いました」と説明した。

 「おかあさんといっしょ」は、低年齢児の情緒や表現、言葉、身体などの発達を助けることを狙いとした番組で1959年にスタート。人形劇はこれまで「ドレミファ・どーなっつ!」(1992~2000年)、「ぐ~チョコランタン」(00~09年)、「モノランモノラン」(09年~11年)、「ポコポッテイト」(11年~16年)などが放送されてきた。

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