歌手でタレントのピーターこと、池畑慎之介(69)が16日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)に出演した。

23日に12年5カ月ぶりのアルバム「SHINNOSUKE~ひとり唄~」(クレスクミュージック)をリリースする。全曲、新たにレコーディングしなおして、「百万本のバラ」や「今日でお別れ」「ウイスキーがお好きでしょ」といったコンサートで人気の名曲ばかり12曲を集めた力作。

パーソナリティー生島ヒロシ(71)から「2009年以来のアルバムですね」と聞かれた池畑は「ハイ、家に来ていただいて、ギターとかアコーディオンとかバイオリンで、耳元で歌うような感じのひとりうたにしたんです」とコンセプトについて語った。

1969年(昭44)に「夜と朝のあいだに」でレコードデビュー以来、53年のキャリアを誇る池畑だが、今回初めてバンドと同録を行った。「臨場感があるっていうか、粗削りなんだけど、ライブ感というか、そういうのが楽しかったですね」と振り返った。

リリース翌日の24日には構成・演出も務めて、昼夜2回のライブを東京・銀座ヤマハホールで行う予定だったが、新型コロナウイルス禍で中止を決定した。

「チケットも全部発売になっていて、いい感じで満員でやれるぞというくらいのノリだったんですけど、本当に残念でした」と話した。

その他、仲の良い俳優田中健(70)の歌手・あおい健時代の話や、映画「座頭市あばれ火祭り」(1970年公開)の撮影秘話などで盛り上がった。