「関ジャニ∞」の村上信五(40)の念願が早々にかなうかもしれない。ここ数年、大みそかのNHK「紅白歌合戦」の司会という目標を掲げ、それを公言しているが、いまのところ実現する兆しは全くない。そんななか、強力な〝援軍〟が現れた。同じく関ジャニのメンバー、横山裕(40)だ。

 はじめは冗談かと思われたが、その思いは本物だ。昨年の紅白のリハーサル時にも、紅白司会への熱い思いを語っていた。「残念ながら立候補はしていたのですが、僕の物差しの中では、あと一歩のところで足りなかった」と言い張り、「朝ドラと大河に出演していなかった」と敗因を分析してみせた。

 2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主演は、同じジャニーズの松本潤。ほかにも岡田准一の出演が決まっている。村上はここへの〝便乗〟を狙っており、「オファーはないですけど、2022年は俳優業、23年は大河。そして紅白という流れで行きたいと思います」と壮大なプランを明かしていた。

 村上の紅白司会トークは半ばネタになっており、とても実現しそうになかったのだが、ここにきて情勢が大きく変わった。昨年大みそかの紅白は最低視聴率を叩き出してしまい、今年は変化が求められている。「何かしら目に見える形で変えなきゃいけない。2年連続で司会を務めた大泉洋の変更もありえる」(制作会社関係者)

 その時にキーとなるのが、横山の存在だ。2022年度後期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に出演することが決まっているからだ。

 横山は女優・福原遥が演じる主人公の3歳上の兄役として出演。芸能関係者は「福原は実年齢23歳で、横山の実年齢は40歳。むしろ母親役で出る永作博美の方が年齢が近いくらいです。かなり無理のある設定にもかかわらず、キャスティングしてきた。NHKがジャニーズと蜜月関係にあるからこその人選です」と解説する。

 横山の朝ドラ出演により、早くも関ジャニは11回目となる今年の紅白出場が確実視されている。それだけではなく村上の司会というのも現実味を帯びてきた。

「そもそも2006年から19年まで14回連続でジャニーズ勢が司会を務めてきた。ここ2年は無かったが、視聴率の低迷を受けて再びジャニーズに回帰するのではと言われています。その場合は、いよいよ村上となりそうなのです。朝ドラと関連付けた企画もできますから」(前同)

 現在、村上はフジテレビ系北京五輪番組のメインキャスターを務めている。大みそかはNHKホールの舞台に司会として立っているか。