宝塚歌劇団は17日、兵庫・宝塚大劇場で5日の開幕予定から上演を取りやめている宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」について、中止期間を27日まで延長すると発表した。

宙組トップ真風涼帆の主演作で、公演関係者に新型コロナウイルスの陽性が確認され、5日の初日から21日までの中止を決めていた。

同劇団は「今後の公演を安全に実施するにあたり、必要な準備期間を確保するため」に、中止期間を延長したと説明している。

同劇団では、1月末から上演中止が相次いでいたが、この日、星組人気スター瀬央ゆりあ主演の「ミュージカル・コメディ『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』」神奈川(KAAT神奈川芸術劇場)公演については、19~25日まで予定通り実施すると発表。同公演についても、感染者が出たため、1~13日までの宝塚バウホール公演は全日程中止となっていた。

また、星組トップ礼真琴が主演する愛知・御園座公演「王家に捧ぐ歌」は、17日夕に9日遅れの初日で上演される予定になっている。