2006年トリノ五輪スノーボードハーフパイプ日本代表で競技解説者の成田童夢(36)が17日、SNSで妻の第2子妊娠を報告した。現在妊娠6か月。性別は明日以降ユーチューブチャンネルで明かすという。

 まずは北京五輪でのスノーボード日本勢の躍進を祝福。「平野歩夢選手の金をはじめ3つのメダルを獲得するとは、僕の現役時代には考えられなかったこと。若手の育成が順調に進み、日本のスノーボード界は新たな時代に入った。本当に喜ばしいこと」と童夢は興奮気味だ。

 自身の慶事が重なったことには「このタイミングで(SNSで)言うかは迷いに迷ったが、後輩たちの活躍が本当にうれしくて、おめでたい気持ちになり、思わず自分の幸せも明かしたくなった」と照れた。

 3年前から、スポーツ選手のセカンドキャリア形成に熱心な東京・青梅市へ移住。冬季は新潟県妙高市のスキー場を拠点に活動している。妙高市はスノーボードハーフパイプ女子銅メダルの冨田せな、冨田るき姉妹の出身地で、幼いころには同スキー場で腕を磨いたそう。

「都会を離れてのどかな場所に越したら、家族の笑顔が増えた。毎日が楽しくて、いつの間にか家族も増えた」と、私生活での〝金獲得〟について語る童夢。このところスノーボード競技の解説でテレビ出演が続いていたが、サブカル系のイメージが強いのか、スーツ姿に違和感を覚える視聴者もいるようだ。「フォーマルな場所ではいつもスーツ。4年前も着ていた。そんなにおかしいですか」と本人。

 4月で3歳の長男はすでにスノーボードに親しんでいるが、まだ遊びレベルだという。「子供たちには無理強いしない。好きならやればいい。やれともやるなとも言わない。自分の選んだ道を進んでいってほしい」。将来的にはスノーボードの後進育成にも関わりたいそうだ。