北京五輪のフィギュアスケート女子フリーが17日、首都体育館で行われ、ロシアオリンピック委員会(ROC)のアレクサンドラ・トルソワ(17)が4回転5本の衝撃の演技を披露、銀メダルに輝いた。

 冒頭の4回転フリップ、4回転サルコーを着氷。続く4回転トーループはステップアウトとなったが、基礎点が1・1倍となる後半には4回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプなど立て続けに成功。世界歴代2位となる177・13点をマークし、SPとの合計251・73点とした。

 特筆すべきは技術点の高さだ。106・16点というハイスコアは、男子4位の羽生結弦(ANA)の99・62点、銅メダルの宇野昌磨の96・24点を上回った。この衝撃にネットでは「技術点えぐすぎる」「トルソワ先輩すごい」と絶賛の嵐だった。

 なお、ドーピング問題の渦中にいるカミラ・ワリエワ(15=ROC)はフリーで大きく崩れて合計224・09点で4位に沈んだ。