NGT48中井りか(24)が自らプロデュースするアパレルブランド「Recandy(リーキャンディ)」を展開しています。昨年から自ら始めたプロジェクトで、YouTubeを中心に、ゼロからアパレルを学んできました。先月末から販売も開始され、今の思いに迫りました。【大友陽平】

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-昨年2月に自腹の100万円を元手にアパレルブランドを立ち上げるプロジェクトがスタートし、先月31日に発売された

「右も左も分からないところから始めて自分のやれることとか、どうやっていけばいいのかということを、形にできたことによって、やっと輪郭がはっきりしてきたなと思います」

-ブランド名やコンセプトなど身にまとった女の子のかわいさを引き出したいという思いを込めた

「洋服を見るのも買うのもすごく好きで、見せたい世界観とか、私が表現しやすいものはアパレルなのかなと。小学生の時、ブリっ子な感じがイジられてスカートではなくてパンツばかり履いていたり、田んぼの真ん中をフリフリの服で歩くと、おばあちゃんとかに『カーテンが歩いてるのかと思った』みたいに言われたり(笑い)。そういうコンプレックスみたいなものから『女の子らしいものを作りたい!』というのは来ていると思います」

-ゼロからの立ち上げで苦労も多かったはず

「例えば花柄でも理想の大きさの生地が海外にしかなくて、そうすると予算と合わなくなってしまうし…。妥協と理想を繰り返しながらやってました。デザインも自分でやっているのですが、紙の上と実物は違うのでサンプルからも直しをしたり…。なので、普段私たちの衣装を作ってくださる方たちって、めちゃすごいなと思いました! 決してアパレルをナメていたわけではないんですけど、一筋縄ではいかない部分も多かったです」

-販売が始まり、完売商品も出るなど好調だ

「サイズ展開があまり上手にできなかったのは反省点ですが、それでも再販してほしいという声もいただけてすごくうれしいです。自分の作った服を着て会いに来てくれるのとか想像したら本当に泣けます…。今はファンの方に買っていただいていると思うんですけど、それが全然、私のことを知らない人が服だけ見て買ってくれるみたいなことがあれば、もっとうれしいなと思います」

-プロデュースする楽しさも感じている

「今後、もしグループを卒業したとしても衣装関係で関わっていきたいなという気持ちは強くあります。(AKB48などの衣装を手掛けるオサレカンパニーの茅野)しのぶさんのところにも弟子入りしたい! アイドル衣装とかも考えてスケッチしたりしてるんですよ! まずは(自らプロデュースするユニット)くらくら(CloudyCloudy)をアイコンとして始めたいと思います」

-今後の目標は

「自分の好きなものを形にするために具体的にどうすればいいのかというのが今回で見えたので、それをいかして、もっと幅広い人たちに好かれるブランドにしていけたらと思っています。やりたいことをガンガンやっていく年にしたいと思っているので、それを温かく見守ってくださってたらうれしいですし、もし私の周りでおもしろそうだなと思うことが起きていたら、それにたくさん反応してくださったらうれしいです!」

○…23日からは新公演「お局公演~お姉さんたちもまだまだわかいもん!~」がスタートし、中井も西潟茉莉奈(26)西村菜那子(24)奈良未遥(23)と出演する。グループの年長者による公演で「私が“お局四天王”と言ってたところから始まって(笑い)。『ちっちゃいもんくらぶ』に対抗して、私たち『まだまだわかいもん!』という思いです」。“お局”ならではの演出も用意しているといい、「大人の魅力がたくさん詰まった公演にしていきます!」。

◆Recandy(リーキャンディ) 昨年2月、中井が自腹の100万円を元手にして立ち上げたアパレルブランド。ブランド名は女の子の気分を上げる魔法を持ったアイテム「キャンディ」のように、身にまとった女の子のかわいさを引き出したいという思いから。

HP=https://recandy.official.ec/