坂本真綾、『であいもん』OPテーマ&『本好きの下剋上』EDテーマ担当
坂本真綾が、4月より放送スタートするTVアニメ2作品の主題歌を担当することが発表された。
1作目は京都の老舗和菓子屋を舞台にしたTVアニメ『であいもん』のオープニングテーマで、楽曲タイトルは「菫」(すみれ)。坂本自身が作詞をし、作・編曲を手掛けたのは作品と同じ舞台の京都出身のくるりの岸田繁だ。坂本自身「くるりは昔から大好きなバンド」と公言しており今回の共作で感慨もひとしおのもよう。岸田からは、本楽曲についての歌や歌詞に対して「水滴が落ちた時の波紋のごとく、エネルギーの美しい拡散を歌う真綾さんのヴォーカリゼーションがとにかく素晴らしいです。胎動のような力強さを孕みつつ、この時代に生きる私たちの側にそっと寄り添ってくれる言葉たちは、この楽曲の大きな魅力です」との激賞コメントが届いた。また、坂本真綾は本作にはヒロインの雪平一果の母親・雪平真理役としての出演も決定している。
岸田繁
もう1曲は、原作シリーズ累計600万部(電子書籍を含む)を突破し、TVアニメ3期目となる人気作品『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』第3期エンディングテーマ「言葉にできない」で、こちらは坂本真綾自身が作詞・作曲を手掛けている。この楽曲に対して坂本は、「かけがえのない人や場所への感謝の気持ち、心細いときに自分自身を鼓舞するような気持ちを詰め込んで、切ないけど前向きに歩んでいけるような曲になった」と語っているということ。
◆ ◆ ◆
《坂本真綾コメント》
「菫」はテレビアニメ『であいもん』の主題歌で、楽曲は昔から大好きなバンド「くるり」の岸田繁さんにお願いし、歌詞は私が書きました。あたたかいメロディに導かれるように、とても穏やかな歌詞が書けたと思います。スミレは日常の中でよく見かける花で、コンクリートの隙間などにも見ることができます。見過ごしてしまいそうな小さな存在ですが、実はとても力強く、身を寄せ合うように集まって咲いている。そんな花の姿と人間の営みを重ねて、このタイトルをつけました。いつまでも歌い続けたいと思える大切な楽曲がまたひとつ増えて幸せです。
「言葉にできない」は、テレビアニメ『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』のエンディングテーマとして私が作詞・作曲を手がけた楽曲です。かけがえのない人や場所への感謝の気持ち、心細いときに自分自身を鼓舞するような気持ちを詰め込んで、切ないけど前向きに歩んでいけるような曲になりました。この春環境が変わって多くの出会いや別れを経験している方には、特にシンパシーを感じてもらえる曲かもしれません。ぜひ聞いてみてください。
◆ ◆ ◆
この記事の関連情報
フェンダー、ストラトキャスター記念イベント第4弾にくるり・岸田繁とBREIMEN・サトウカツシロが登場
くるり、22箇所23公演のライブハウスツアー開催決定
くるり、京都・磔磔50周年記念公演に2日間出演
坂本真綾、「抱きしめて」を4/3にCDシングルリリース
坂本真綾、大合唱でラストを飾ったツアー2023<記憶の図書館> 東京振替公演最終日
岸田繁(くるり)、バーチャルシンガー・花譜とのコラボで「愛のまま」を共同制作
坂本真綾、アニメ『火狩りの王』EDテーマ「抱きしめて」を1/15リリース
くるり、「朝顔」が橋本愛主演の「BAUS(バウス)」CMソングに起用
ドキュメンタリー映画『くるりのえいが』の追加配信が決定