スペイン1部レアル・マドリードでカルロ・アンチェロッティ監督(62)の解任が浮上し、今季終了後にフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督(49)を招へいする動きが出てきた。

 Rマドリードは、15日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦でPSGに敗戦。CL制覇へ窮地に追い込まれた。

 そうした中、英紙「インデペンデント」は「Rマドリードの敗北後、フロレンティーノ・ペレス会長が激怒している。チームの戦術に非常に不満を抱いており、ポチェッティーノ監督をターゲットにした」と報道した。

 ポチェッティーノ監督招へいの動きは各国メディアが追随しており、スペインメディア「フィチャージェスネット」は「CLでの敗退が決まったら、ペレス会長は決断する。アルゼンチン人指導者は、プレーヤーに力を与え、若いタレントを伸ばす能力があるため、ペレス会長の以前からの〝夢〟である。攻撃的な戦術に賭けている」と指摘。PSGとの第2戦で敗退が決まれば、今季終了後に意中の敵将を引き抜く決断をするというのだ。

 ただ、ポチェッティーノ監督を巡ってはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドも引き抜きを模索しており、世界屈指の名門クラブによる争奪戦が展開されることになりそうだ。