俳優の永瀬正敏(55)が19日、都内で行われた台湾合作映画「ホテルアイリス」公開記念舞台挨拶に出席した。共演の寛一郎(25)、菜葉菜、奥原浩志監督も同席した。

 永瀬は「映画館で皆さんが座っていただける姿を見るとグッと来るものがあります。いつかコロナに打ち勝って色々な国の皆さんとも一緒に映画を作れればと思っています。まずはこの『ホテルアイリス』を愛していただければと思います」と挨拶をした。

 舌を切除された役を演じた寛一郎は「台詞がなかったので、台詞を覚えて行かなくていいというのはすごく幸せだったんですけど(笑い)。その分、説得力を持たせる何が必要であって」と演じる難しさがあったという。

 奥原監督から「現場でお会いした時に僕が挨拶しても全然しゃべってくれない。ひと言も声を出さない。そういう気持ちで来てくれたんだなっと思ってすごくうれしかった」と明かされた。

 寛一郎は「しゃべらないように心がけようと思ったら主演の陸夏(ルシア)ちゃんがすごくしゃべりかけてきて拷問してきた(笑い)」と苦笑いを浮かべていた。