佐藤綾乃 引っ張られたり、押されたりで「何だこれ」 複雑な思い抱えレース

 決勝で滑走する佐藤綾乃(手前)=撮影・高部洋祐
 決勝で滑走する佐藤綾乃(右端)=撮影・高部洋祐
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 「北京五輪・スピードスケート女子マススタート・決勝」(19日、国家スピードスケート館)

 日本代表・佐藤綾乃(25)は最終盤で、スケートのエッジがROCの選手と接触してしまう不運にも見舞われ8位だった。マススータートは多くの選手が競り合いながら滑るのが特徴だが、腕を引っ張られたり、押されたりしたりしたと振り返る佐藤は、葛藤を抱えながら滑っていたと明かした。

 最終盤の接触については、「それよりも先に前の3人についていけばエッジングすることはなかったのかなと思うので、そこに関しては自分の技術のなさが出てしまったのかなと思いました」と着順の理由にはしなかった。

 2シーズン、本格的にマススタートをやっていなかったと話す佐藤は、レース全体については複雑な思いを抱いたという。「今シーズンからマススタートのルールがちょっと厳しくなったと聞いていたので、クリーンな、フェアなマススタートができるのかなとちょっと期待はしていたんですけど」という思いはあったというが、「全然そんなことはなくて、レース中に腕を引っ張られたり、押されたり、中に入ろうとすればブロッキングをしてきた選手も本当に多くて」と振り返った。

 マススタートは前回大会から採用された種目で、ルールも成熟途上にある。「怒り半分、難しさとか、楽しさもあったんですけど。ちょっとなんだこれと思いながら。ここで勝ったらちょっとかっこいいかなと思ったので、そこで勝ちたかったなって思いはあったんですけど、複雑な気持ちでのレースだったのかなと思います」と、もどかしさを口にしていた。

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