自己採点は――。北京五輪のフィギュアスケート・エキシビション(20日、首都体育館)、男子銅メダルの宇野昌磨(24=トヨタ自動車)は、マイケル・ジャクソンの「アース・ソング/ヒストリー」を披露した。

 黒と赤の衣装で登場し、トリプルアクセルや3回転サルコー、〝ムーンウオーク〟などで会場を沸かせた。ただ、冒頭に4回転トーループを転倒する場面もあり、演技後は「ランビエル(コーチ)にいいものを見せたいと、テンションを上げていつも以上に体を動かそうと思ってやったんですけど裏目に出て。本当に空回りして、全然思ったように動かなくて。やっぱりいつも以上を狙おうとしたらいけないと思いましたね」と苦笑い。

 それでも、温かい拍手を送られたように、観客を魅了した。宇野は「エキシビションなので、少しでも皆さんが楽しんでもらえたならうれしいです」と振り返った。