審査員なし、“笑いの量”だけで決める「笑ラウドネスGP」

2022/02/21 18:00 Written by Narinari.com編集部

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審査員なし、“笑いの量”だけで最も面白い芸人を決めるお笑い賞レース「笑ラウドネスGP 2022」の開催が今年も決定。7月にABEMAにて放送する。

「笑ラウドネスGP」は、「一番面白い芸人は、一番笑いが獲れる芸人だ」をコンセプトに、誰でも参加することができ、漫才でもコントでもOK、シンプルに“笑いの量”だけで1番面白い芸人を決定するABEMAオリジナルのお笑い賞レース。予選を勝ち抜いた芸人たちは会場に集まった観客の前で渾身のネタを披露し、AIがその笑い声を計測して数値化。審査員は不在のなか、純粋に“笑いの量”だけで王者を決定する、これまでになかったまったく新しい形のお笑い賞レースだ。

昨年行われた第1回「笑ラウドネスGP」では、「M-1グランプリ 2021」ファイナリストのランジャタイを含めた総勢821組がエントリー。その中から、5GAP、わらふぢなるお、滝音、金の国など、各賞レースのファイナリストに残る実力者たちを含めた計15組が決勝に進出し、それぞれが卓越した話術で白熱のネタ合戦を繰り広げる中、当時結成18年目のプラス・マイナスが栄えある初代王者に輝いた。

プラス・マイナスは、昨年特別ゲストとして登場したマヂカルラブリーが当日のエキシビジョンで披露したスペシャル漫才の笑いの数値“99.41”を超える“99.45”を叩き出すという、圧巻の優勝だった。

今年の大会は、前回に引き続き、「M-1グランプリ」をはじめ数多くの番組MCを務める今田耕司がMCを担当。前大会を振り返り、今田は「キャリア的にもなかなか賞レースに参加できない人たちが参加できて、そういう人たちにもスポットが当たっていたというのは個人的に良い事だと思う。また、劇場とかで腕を磨いているベテランたちにスポットが当たっていたのも良かったと思います」と語りながら、本大会の出場者について「ベテランだけじゃなくて1年目とか、賞レースに出るにはまだ若い人。例えばお笑いの学校に在学中みたいな人たちにもどんどん参加してもらって、“ウケれば勝てる”というシンプルなルールの中で、下克上を起こしてもらいたいと思います!原石に出てもらいたいです」と話した。

また、今回の番組のコンセプトである「一番面白い芸人は、一番笑いが獲れる芸人だ」に関連し、面白いと思う芸人の定義については「一番スキャンダラスな人ですかね(笑)。本質的にどこか変な部分がある人が考えるむきだしな変な世界観のネタが、やっぱり面白いと思う。まずは人間ありきかなと。そのほかの人とは違った発想でつくったネタが変なだけで終わらず、お客さんにハマるかハマらないかなのかなと思います」とコメントを寄せた。


☆“お笑いの数値化”にナイツ塙、マヂラブ野田は…

本大会ならではの審査手法について、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之は「(笑いを)数値化してるじゃないですか。だから、これに関しては誰も言い訳できない。(ドラゴンボールZの)スカウターと同じですね。ドラゴンボールでスカウター出して一気に面白くなったじゃないですか。それ以来の大発明だと思いますよ!」と太鼓判。

また、「M-1グランプリ2020」王者であるマヂカルラブリーは「『ウケたのに落ちた』って言う人もいるので、それはもう言えなくなる。“ウケた順”に順位がつくのであれば公平ですよね」「これまでいろんな大会があって、ルールじゃないですけど、なんとなく各々が思うお笑いに対するポリシーみたいなので成り立ってた部分があるんです、大会って。でも、これはそれがなくなった大会ですよね。スポーツマンシップもくそもない…(笑)。すごいダーティーな感じ。でも、“笑い声さえ大きけりゃなんだってしていい”って考えたら、ある意味究極の大会になってもおかしくない」と、今までになく、シンプルかつ斬新な本大会について称賛のコメントを寄せている。

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