西郷輝彦さんの三女で女優・イラストレーターの今川宇宙(25)は21日、noteに「世界で1番大好きだよ。あなたの娘に生まれて私は本当に幸せです」と、父への感謝の思いをつづった。

西郷輝彦さん三女の今川宇宙「酸素マスク越しに手の甲にキス」亡くなる前日の様子明かす>>

都内で公演中の舞台「殻」の合間を縫い、亡くなる前日の19日に病室を訪問した際「酸素マスク越しに手の甲にキスをしてくれました」という。20日朝、千秋楽を迎える劇場に向かう途中、姉から電話で父の死を知らされ、公演前に病院を再訪した。「体温も少し残っていて、呼び掛け続ければまた目を覚ますんじゃないかと思ってしまう程に穏やかな表情」と西郷さんの様子をつづった。

 

◆西郷輝彦(さいごう・てるひこ、本名・今川盛揮=いまがわ・せいき)1947年(昭22)2月5日、鹿児島県生まれ。64年に「君だけを」で歌手デビューし、同曲と「十七才のこの胸に」で日本レコード大賞新人賞を受賞。同名映画で銀幕デビュー。66年には「星のフラメンコ」がリリースから2カ月で50万枚を売り上げる大ヒット。73年のフジテレビ系ドラマ「どてらい男」に主演し、俳優業に挑戦。デビュー30周年を迎えた94年に「別れの条件」で歌手活動を本格再開。