舟木一夫 声を詰まらせ西郷さんを偲ぶ「体の中から持っていかれた」

 西郷輝彦さん、橋幸夫と「御三家」として一時代を築いた歌手の舟木一夫が22日、西郷さんの訃報を受けて、栃木県の宇都宮市文化会館でのコンサート前に取材に応じた。

 西郷さんの死去が発表された21日はショックのあまりコメントを出すことができなかった舟木。前日は「4時頃まで寝られなかった」と明かし「いろいろ思い出そうとするんだけど、ピントがぼけちゃって。それが今も続いているというかね。だから言ってみれば悲しいとかさみしいとかそういう感情ではなくて、体の中からスッとひとつ持ってかれたような」と改めてショックを口にした。

 2020年12月に東京・赤坂で「仕事の話抜きでメシを食おう」と二人きりで食事をしたのが最後の対面だったという。「異口同音に言ったのは、時間がたってみると、俺たちはライバルじゃなかったね。ライバルじゃなくて、先輩たちに負けないように若手が頑張ろうやって」と充実の時間を振り返った。

 20分強にわたり取材に応じた舟木。「西郷輝彦っていう人は1人しかいないのね」とし「ある意味、第三者から見てしのぎを削っていたような頃があった人というのは何十年がたってみると、やっぱり宝物なんだよね。かけがえがないんだ、これね」と声を詰まらせ、コンサートに向け「僕の中では今日来て下さったお客様+1という思いでね。今日のベストの歌を歌えたらと思いますけどね」と前を向いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス