北京五輪スピードスケート女子代表の小平奈緒(35)の中国語感謝文が中国で称賛されている。今大会、500メートル17位、1000メートル10位で大会を終えた小平。競技後、自身のSNSで現地スタッフやボランティアらに対する思いを中国語で記したポストカード画像を投稿した。

「親愛なるボランティアやスタッフのみなさんへ。みなさんの熱意あるもてなし、とても感謝いたします。忘れられない3周でした。この経験は忘れられません。頑張って中国語を勉強し、次はもっと上手に話せるようになっています。またね!」と、一文字一文字丁寧に直筆でつづられている。

 これに対し、中国のフォロワーが「とてもうれしいです。スポーツに国境はありません」「中国語がとても上手ですね。日本でゆっくり休んでくださいね」「また中国に来てください!」と多数書き込み。日中交流となっている。

 中国「人民日報」系の「海外網」は「小平奈緒が中国語で北京五輪に感謝」と報道。フォロワーとの交流を紹介した。中国ネット上では「日本人は素養が高い」などと評価されている。

 金メダルを獲得した平昌五輪でも、ライバルで親友の李相花(韓国)との心温まる交流が話題となった小平。2大会連続で人柄も金メダルだ。