劇団四季は22日、JR京都駅ビル内の京都劇場で、16年ぶりオリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」の最終舞台げいこを行った。

今作は20年10月に東京で初演され、福岡、東京での再演を経て、今回の京都公演が関西初上陸となる。この日は、開幕を翌日に控え、出演者やスタッフが最終チェックを入念に行った。

原作は英作家デボラ・インストールが15年に発表した同名小説。近未来を舞台に、アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う。心に傷を抱えた主人公・ベンと、壊れかけのロボットの絆などを描く。

ベン役の山下啓太は、関西初上演に「関西の皆様にお届けできることを、大変うれしく思います」と感謝。無気力に日々を過ごしていた主人公が、ロボットを修理するため、旅に出て展開する物語に「その旅を通して描かれる日々のささやかな幸せや、作品の温かなメッセージを、お客様にしっかりとお届けできるよう1回1回の公演を精いっぱい務めて参ります」とコメントした。

公演は23日~4月16日まで計48回の上演予定。