北京五輪カーリングで銀メダルに輝いた女子日本代表ロコ・ソラーレ(LS)が23日、リモートで会見を行った。

 帰国したメンバーは現在、新型コロナウイルス感染対策による隔離中。改めて快挙を振り返った藤沢五月(30)は「5か月ぶりに日本に帰って来ることができて、すごくホッとしています」と笑顔を見せた。

 4年前の平昌五輪は銅メダル。「カーリング娘」「もぐもぐタイム」「そだねー」とブームになった当初、現ロコ・ソラーレ代表理事の本橋麻里氏は「4年に一度、起きるやつ」と本音をのぞかせた。一過性のブームで終わらせないために、あらゆる思考を巡らせている。

 今大会中、鈴木夕湖(30)は積極的に他競技選手との交流を図った。吉田夕梨花(28)らと結成した「チビ部」の普及活動として、選手村でフィギュアスケート銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)、女子代表の樋口新葉(明大)を勧誘。「入部していただくことができました」と打ち明け、今後は「全アスリートにも広げ、新入部員を増やしたい」と笑顔で話した。その根底には少しでも競技の知名度を上げたいという「カーリング愛」があった。