俳優小日向文世(68)が4月スタートのテレビ東京系連続ドラマ「嫌われ監察官 音無一六」(金曜午後8時)で同局の連ドラ初主演を飾ることが23日、分かった。

13年に第1弾を放送後、全6回、スペシャルで放送されてきた。待望の連続ドラマ化に「正直な気持ち、まさか連ドラになるとは思っていませんでした」と驚きを隠せないでいる。

小日向演じる主人公、音無一六は、どんなに嫌われようとも監察官としての自分の信念と正義を貫く役。膨大なセリフ量から「セリフとの闘い」と話し、「連ドラ決定のうれしいもありつつハードな撮影の日々がこれから続くだろうなと覚悟しています」と気を引き締めた。

60代も後半に差しかかり、「この年になって、この作品を連ドラとしてやり通すことが出来たら、この先もう少し頑張れるかな、って感じです」。

共演者にはなじみのメンバーが再集結する。一六の実の弟で、タクシードライバーの万丈二六を遠藤憲一(60)が、一六の上司で警務部長である千住遼子役に田中美佐子(62)、元署長で今は居酒屋「みつる」の店主・二宮満役を小野武彦(79)、一六の相棒で巡査部長の溝呂木三花役を堀内敬子(50)が続投する。

遠藤との共演シーンについて「2人のシーンはホッとする温かい時間にしたいです」と意気込み、「体調に気を付けつつ、あとは現場の撮影がスムーズに進むように、セリフは日々予習を怠らず、頑張ります」と話した。

監察官でありながら捜査に介入し、鋭い観察眼とひらめきで、難解な事件を解決へと導いていく同作については「今までにない新しい刑事ドラマになると思います。ぜひ、楽しみに待っていてください」とアピールした。