巨人のキャプテン・坂本勇人内野手(33)と原辰徳監督(63)が異例となる〝青空トップ会談〟を行った。 

 25日、キャンプを打ち上げた坂本は「ケガなく練習も追い込むことができて、良い調整ができてるなと思います。順調といえば順調ですね」と、充実の表情だった。

「S班」として調整したキャプテンはここまで対外試合はDHで1試合2打席のみの出場。26日の広島とのオープン戦(那覇)で今季初めて遊撃の守備につく。背番号6は「その(守備の)数も少しずつ増えていくと思うので、その中でのんびりはしてられないと思います。少ない機会の中でしっかりやりたいなと思います」と前を向いた。

 実はこの日の打撃練習中、原監督と坂本が2人で話す姿が。ファンが見守る中での、異例の青空会談に現場は騒然。指揮官は「(今後の試合出場を)『どう考えてる?』って(聞いた)」と、明かした。坂本の希望はチーム帯同。「まあ(意見が)相まってというところじゃないですか。出る時は3打席ぐらいはちゃんと出ようと」(原監督)と、実戦を希望する坂本の意志を尊重したという。

 キャンプでは秋広、中山ら若手野手がアピールした。坂本は「若い選手がたくさん良い結果を出してるっていうのは僕たち中堅・ベテラン選手には良い刺激になって、相乗効果っていうのが生まれると思うので、まだまだ負けられないなという感じ」と、チーム内競争の激化を歓迎した。