米歌手ブリトニー・スピアーズ(40)が、13年間にわたる成年後見人制度が解除されて初となるテレビインタビューに応じる可能性が取り沙汰されている。

英ミラー紙が報じたもので、スピアーズは毒舌で知られる英国ジャーナリスト、ピアーズ・モーガン氏の独占インタビューに応じ、実父による後見人制度の実態や、婚約者で俳優のサム・アスガリとの関係などを赤裸々に語るのではないかと伝えられている。

モーガン氏は昨年3月、司会を務める英国の朝の番組「グッド・モーニング・ブリテン」で、英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃夫妻が米国で受けたインタビューに対する厳しい批判や中傷が原因で、番組を降板。第一線に返り咲くため話題性の高いスピアーズのインタビュアーを務めることに意欲を見せているという関係者の証言もある。現時点で、スピアーズはインタビューを受ける可能性について肯定も否定もしていない。

メンタルヘルスを理由に2008年から続いた成年後見制度は「虐待」だと主張して解除を求めて提訴したスピアーズは、昨年11月に解除が認められて自由の身となったことで、さっそく1500万ドル(約16億5000万円)の契約金で暴露本の出版契約を結んだことが伝えられている。

ヘンリー王子夫妻は米人気司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビューで、「人種差別を受けた」と発言して王室を揺るがす暴露となっただけに、スピアーズからも後見制度を巡って新たな爆弾発言が飛び出す可能性もあり、実現すれば世間の注目を集めることになりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)