中日の岡林勇希外野手(20)が開幕スタメンへ猛打賞で猛アピールだ。

 26日に阪神とのオープン戦(北谷)に「1番・右翼」で先発出場。4打数3安打をマークし、結果を残した。初回の第1打席では、菰野高の先輩・西勇との初対決で右翼線を破る二塁打を放った。

 3回には2番手・秋山から右前打。同点の7回一死では新人・桐敷から右前打で出塁し、その後に二進すると、山下の中前打で快足を飛ばしヘッドスライディングで生還した。

 チームの全2得点に絡む活躍を見せて「キャンプでやってきたことをしっかり出せた。アピールしないといけない立場なので、どんな投手であろうと安打を打つだけと考えていたが、良い投手から打てたのはすごく自信になった」と胸を張る。

 竜の新リードオフマンとして「自分の仕事は塁に出ることと、走ること。1番で起用してもらって結果を出せて良かった」と安堵の表情。立浪監督は「今日ぐらい出塁してくれれば。内容も非常に良かった」と評価しながらも「これからへばってきて悪くなる時期もあると思うが、何とかそこを乗り越えられるようにやっていってほしい」と期待を寄せる。

 高卒3年目の岡林は「今年が自分の中では本当に勝負と思ってやっている。1番で起用してもらっているので、アピールできたらいいと思うし、使っていただけるだけで気合も入るし、あとは思い切ってやっていきたい」と意気込んでいる。