米俳優ハリソン・フォード(79)が、主演する米大ヒット映画シリーズ「インディ・ジョーンズ」最新作の撮影現場で倒れたスタッフを救助したと英ザ・サン紙が報じた。

報道によると、心臓発作を起こしたと思われるスタッフが倒れた際にすぐ近くに立っていたフォードは、すぐさま駆け寄って医師を呼ぶよう指示。

混乱する現場でフォードの冷静な対応によって救急医療隊が到着するまでの間、応急処置班がCPRを施したという。このスタッフのその後の容体などは分かっていない。「インディ・ジョーンズ5」を巡っては、昨年11月にもモロッコでの撮影中に撮影スタッフがホテルの部屋で亡くなっているのが発見される事件も起きている。

事件性はなく自然死だと見られているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が大幅に延期されたことを皮切りに、昨夏にはフォードが肩を負傷して撮影が一時中断されるなど数々のトラブルに見舞われている。同作は2023年夏公開を目指している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)